 |
「おたんじょうび、おめでとう」
人の顔だかなんだか分からない絵の横に、覚えたてのガタガタの文字。
娘が幼稚園のころ、色鉛筆で書いてくれた手書きのバースデーカードです。
そのバースデーカードは何年も机の上にはってあったのですが、
掃除でもした時にでも捨てたのか
気がつくとなくなっていました。
今思い返せば、アルバムかどこかに
きれいにしまい込んでおけば良かったと思います。
手書きのバースデーカードだった誕生日プレゼントは、
小学生になるとおこづかいの中から買ってくれた
ポテトチップにかわり、
高校生になった頃には
バイトで貯めたお金でケーキを買ってきてくれました。
誕生日プレゼントも食べ物だと、その日限りだけど
手書きのカードだといつまでも残るのに...
と思いながら、
でも、娘からのプレゼントはどんなものでも
とてもうれしい気持ちになります。
そして今年は、一人住まいしている東京から花を贈ってくれました。
学校へ行きながら、アルバイトで貯めた少ないこづかいから、
買ってくれたその花は、10日ほどで枯れてしまいました。
でも、
「お父さんのこと、私はいつも忘れていないよ」
そんな温かいメッセージが込められた、誕生日プレゼントは、
いつまでも心の中に刻まれ、消えることがありません。
誕生日プレゼントに本当に大切なのは、「忘れていないよ」という
思いやりの気持ちなんですね。
|
|
 |
|
|
|